夏休み終わりの らいく美術展
8月も終わりに近づいていますが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね。
らいく古賀店の玄関は、ひまわりの花が咲いて、虫たちが元気に飛び回っています。
大人はバテバテですが、子どもは元気いっぱいの夏休み期間、らいく古賀店では、ご希望に応じて、夏休みの宿題の一つである作品作りに取り組みました。今年は、テレビで『はらぺこあおむし』で有名なエリック・カールさんのドキュメンタリーを見た職員のアイデアにより、様々な素材を使った色遊びを楽しみながら、貼り絵で作品を作ってみたお子さんが何人もおられます。こちらが予想もしなかった色が生まれることもあり、「すごいね~!」「こんな色になった~!!」などと言いながら、とても楽しく作品を完成させることができました。あまりに素敵な作品がたくさん出来たので、皆さまにご覧頂こうと思います。
「太刀魚」
お父さんと釣りに行って太刀魚をたくさん釣ったHくんは、銀の絵の具で染めた紙を使って、キラキラした太刀魚を完成させています。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、本物はすごく素敵で、みんなから大絶賛されたんですよ!!
「クワガタ」
虫取りに行ってカブトムシを捕まえたMくんは、「こんどはクワガタを捕りたい!」と言って、クワガタを作ることにしました。
黒一色ではなく、実は下に青など他の色も混じっていて、なんだか威厳のある、大迫力のクワガタの完成です。
「こびとのはら」
人間を描くときは「できないよ~っ💦」と困っていたKくんですが、夏の作品は大好きな小人を描くことにしたら、「お手々~、体~、足~!」と言いながら楽しく描いていくことが出来ました。野原のお花と木の葉っぱは、オクラやピーマン、ナスの野菜スタンプです。嫌いなピーマンは「くさいよ~!」と2回しか押してくれませんでしたが、オクラは何回も押してくれて、お花畑が出来上がりました。
「生き物いっぱい きれいな海」
マリンワールドでたくさんの海の生き物を見てきたAちゃん。「たしか~ハリセンボンは、こーんな顔だったんだ~!」などと話しながら、スイスイと下絵を描いていきました。そして「楽しいね~♡」と言いながら様々な色が混ざった和紙を作り、「いいこと考えた~♡」と言いながらチョキチョキ切って、こちらが考えもつかないようなイソギンチャクなどを作り上げていき、素敵な海の世界が出来上がりました。
「 あめふりトンボ」
1年生で小学校初めての夏休みとなったHちゃん。絵を描くのは「むずかしい~💦」と困っていたけれど、コーヒーフィルターにペンで模様をかき、水をつけた筆で滲ませていくと、「わ~キレイ~♡」と大喜び。
乾いたら型紙に合わせて羽を切り、トンボを作っていきます。
雨粒は、指に直接絵の具をつけて、トントンとスタンプ。
楽しすぎて大雨になるところでしたが、 なんとかストップできました。夢のように綺麗なトンボたちの世界が広がっています。
「住んでみたいな こんな町」
Kくんは未来の町をイメージして絵を描きました。飛行機が金色だったり建物が銀色だったりするのですが、写真ではわかりづらいですね。
こんなにかっこいい町が出来たのに、「こんなんじゃダメだ」と最後まで満足できなかったようですが、思わずはみ出してしまったところも、スポンジに絵の具をつけて木のようにするなどしてカバーし、きれいに完成させることができました。イライラを抑えつつ頑張って描いた大作です!!!
人権ポスター「大切な命と心」
締め切りギリギリになって「ポスターをかきたい!」と言ってきたMちゃんは“人間を描くのは難しいから“と手だけを描く事にしましたが、伝えたいことがよくわかる、いいポスターが出来ています。時間がないので、手やハートはクレヨンでぬりましたが、かえってよく目立つ色になって、ポスターにはぴったりの仕上がりになりました。
「ひまわり」
「お花をかきたい!!」と題材にひまわりを選んだRちゃん。よく観察してひまわりの真ん中の部分は一色ではなく三色ぐらいだということに気づき、丁寧に色をぬっていました。
空にはふわふわした雲を貼りたい!などいいアイデアも浮かび、見ただけで元気がもらえるひまわりの花を完成させることが出来ました!!
「トンボ」
Kくんは和紙を銀色でぬって羽の形に切ってトンボを作っています。背景の色はスポンジで根気強く色付けしました。
オレンジにしたのは夕焼の空を飛んでいるようにしたかったからだそうです。今にも飛んでいきそうですよね!
「あさがお」
Kちゃんは丸く切った和紙を折りたたみ、色水をしみこませてあさがおを作りました。乾かすためにせんたくバサミで挟んでつるしたり、少し乾いたものを慎重に広げたりと、指先を使うことを多く取り入れています。葉っぱは点と点を結んで葉脈を描きました。きれいな朝顔が満開です!
夏休みならではの、絵画制作タイムでしたが、私たちにとっても、心が癒される時間になりました。これからもお子さん方が「創る喜び」や「表現の喜び」を感じることが出来る時間を大切にしていきたいと思います。
文責 言語聴覚士 立花優子